ボリンジャーバンドは、ボリンジャーさんが考えた「価格の大半がこの帯（バンド）の中に収まる」という統計学を応用したもので、株価の勢いの変化や反転の目安、方向を見るテクニカル指標のひとつです。

バンド（帯）とは、中心となっている株価移動平均を表す線と、その上下に値動きの幅を示す標準偏差の線を加えたバンド（帯）のことです。
ボリンジャ－バンドは、株価の値動きが大きくても、このバンド内に収まろうとする特徴があります。なので、株価の値動きが大きくなるとバンドの幅が拡大（トレンド？）していき、値動きが小さいとバンド幅が縮小（ボックス）する傾向があります。

ちなみに確率は
・ボリンジャーバンドの±１σの範囲内に収まる確率・・・約68.3％
・ボリンジャーバンドの±２σの範囲内に収まる確率・・・約95.4％
・ボリンジャーバンドの±３σの範囲内に収まる確率・・・約99.7％
とのことです。ということは、０.３％の確率でバンドの圏外へ突き抜けることがあるということ！

ボリンジャーバンドの狭い状態が長く続き（ボックス圏）、その後株価がバンドを突き抜けると、トレンド転換の可能性が高いです。また、ボリンジャーバンド自体がトレンドとなり上値抵抗線や・下値支持線を示します。